昔からSONYのXperiaのカメラは非常に優秀だとされていましたが、いまやその時代は終わりつつあり、iPhoneやGalaxy、そしてGoogle Pixelのカメラが非常に優秀だとされています。もちろんXperiaのカメラは完全に終わった意味ではなく、かなり評価が高い上記の3機種には劣りますが、定評のあるしっかりとしたカメラを搭載しています。
一方で2月下旬から開催されたMWC2018で発表され、あっという間に上記3機種以上の高評価を得たのがHuawei P20 Proになります。基本スペックの高さはもちろんですが、今回カメラについて簡単にまとめたいと思います。
デジカメを凌駕する。
日本国内でもHuaweiのSIMフリースマートフォンが発売されており、市場シェアもかなり高くご存知の方も多いかと思います。そのHuaweiが発表したハイエンドモデルがHuawei P20 Proになります。
基本スペックを簡単におさらいすると、6.1インチの有機ELディスプレイ、RAMが6GB、ストレージが128GBと、さらに4000mAhと、この時点でまさにバケモノスペックです。そして何よりすごいのがカメラになります。
スマートフォンとして非常に珍しいトリプルレンズカメラを搭載しています。内訳は以下のようになります。
・2000万画素モノクロセンサー(F1.6)
・4000万画素RGBセンサー(F1.8)
・800万画素センサー(F2.4)
特に特出しているのが4000万画素のRGBセンサーを搭載していることです。単純に画素数が高ければいいという訳ではないのですが、iPhone Xは1200万画素、Xperia XZ2でも1900万画素となっています。このことからもいかにP20 Proの画素数が高いということがわかります。
また高画素化に必須なのが、手ぶれ補正なのですが、P20 Proは3つのカメラそれぞれに光学式手ブレ補正を搭載していることが確認されています。この時点で、最高クラスのカメラを搭載しているのですが、本領発揮となるのは、暗い場所での撮影、つまり低照度の条件下における撮影がめちゃくちゃ強いです。
1/1.7インチの超大型センサーを搭載していることもありISO感度はスマートフォン史上最高の10万2400に対応しています。現行の機種で特にISO感度が高いXperiaでさえ12800程度、先日発表されたばかりの最新機種であるXperia XZ2 premiumでさえ51200とP20 Proの足元にも及びません。
上記の画像を確認して頂けるとわかり易いのですが、低照度の条件においても、ノイズが少なく非常に鮮明な写真を撮影することが可能になっています。
もちろんP20 Proの評価はちゃんと数字にも表れています。上記の画像はカメラの評価で有名なサイトであるDxQMarkの評価結果となっています。並み居る競合を抜いてスマートフォン史上で最高の109を獲得しています。
ちなみにP20が102で2位となっており、Galaxy S9+が99で3位となっています。つまり現時点で最高のカメラにバケモノのようなスペックを搭載しているHuawei P20 Proは上期の中でもダークフォース的存在になる可能性があります。
コストパフォーマンスが非常に優れているというイメージが強いHuaweiが本気で作った最上位機種がP20 Proになります。価格も正式に発表されていませんが最低でも12万円程度と、かなり高価な機種になると予測されています。
また日本のHuaweiの公式ホームページを確認すると、P20 Proの製品ページがリンクしていることを考えれば、日本国内でもかなり高い可能性で販売されると判断することができます。少なくとも現時点で判明しているのは、ドコモの春夏モデルHW-01Kとして発売されると予測されています。
ハイスペックなスマートフォンはiPhoneやGalaxy、そしてXperiaのイメージが強いですが、P20 Proは全くひけをとらないどころか、むしろ凌駕している可能性が高いです。日本での発売日は不明ですが、SIMフリーモデルは早くも発売を開始しています。気になる方はチェックしてみて下さい。今回はこんなお話でした。
執筆者: Gazyekichi
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