メモリ容量4GB、ストレージ容量64GB、ディスプレイ解像度1920 x 1080、バッテリー容量3000mAh…..
スマートフォンの特徴や性能を示す数値は沢山あり、その無数の数値を比較して自分が欲しいスマホを見つけるのは至難の技です。しかも、それぞれの数値が実際のスマホの性能にどれだけ影響しているかははっきりとはわかりません。
スマートフォンのメモリ(RAM)容量はCPUやGPUの種類と並んで端末の性能を測る上で重要なスペックだとされています。しかし、メモリ容量は一体何GBあればいいのか、ネット上でも4GBあれば十分だという意見から多ければ多いほど良いという意見まであり、はっきりとした結論が存在しません。結局何GBが最適なのでしょうか?
メモリ容量は多ければ多いほど良い訳ではない
これはよくある誤解ですが、ストレージ容量と違ってメモリ容量は多ければ多いほど良い、という訳ではありません。なぜかというと、メモリ容量に比例してバッテリー消費も激しくなるから。
メモリ容量はよく作業机の大きさに例えられますが、使用できる状態を保つためにはメモリの隅々まで常に通電されていることが求められます。つまり、もしメモリ容量が8GBであるなら、実際に1GBしかメモリを消費していなくても8GB分の電力が消費されます。
必要以上のメモリ容量は余分なバッテリー消費につながるのです。
何GBのメモリが丁度いいのか
それでは、どの程度のメモリ容量が無駄に大きくなく丁度いい容量なのでしょうか。
スマートフォンの性能測定を行っているPrimate Labsのジョン・プール(John Poole)氏によれば、4GBが必要十分とのこと。スマートフォンのカメラ性能が向上し、より高度なメモリ処理が必要になっている現状でも、8GBのメモリ容量は不必要だとプール氏は考えています。
Huaweiの幹部、ラオ・シー(Lao Shi)氏も同様に4GBで十分だと述べているので、やはりメモリ容量は4GBが最適でしょう。
結論、大体問題無い
2018年現在、発売されているスマートフォンのメモリ容量は、低価格スマートフォンが大体2~4GB、主流のフラッグシップモデルが4~6GB、一部の高性能を特徴とするフラッグシップモデルで8GBです。
つまり、今スマートフォンを買うならば、一部の低価格スマートフォン以外はメモリ容量が4GBを超えるので、メモリが性能のボトルネックになることは無いと言って良いでしょう。スマートフォンの性能の進化に感謝です!
執筆者: telektlist
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