2月25日にSONYが開催したイベントにおいて、新シリーズかつ新しい命名規則を採用したハイエンドモデルであるXperia 1、そしてミドルレンジモデルであるXperia 10とXperia 10 Plus。そしてエントリーモデルであるXperia L3の合計4機種が発表になりました。Xperia L3に関してはどのような意図なのか判然としませんが、命名規則は変更されていません。ただデザインは大幅に変更されました。
昨年SONYは一から徹底的に見直すとしていましたが、まさにその通りで、スペックに関してもそうですが、正直驚きだったのが発売日です。Xperia 1は6月になると予測されている一方で、Xperia 10/ Xperia 10 Plusそして Xperia L3に関しては、イギリスを中心としたヨーロッパの一部地域で発表日の翌日に発売が開始しました。
そしてアメリカはちょっと遅めですが、中国を中心としたアジア地域でも3月上旬には大方発売を開始になるなど、今年のSONYの気合いは昨年とちょっと違います。またこの気合いはスペックにも反映されており、 Xperia 1/ Xperia 10/ Xperia 10 Plusに関しては、世界で初めてアスペクト比21:9を採用した機種となっています。
さて今回は、すでに一部地域で発売を開始しているミドルレンジモデルである Xperia 10と Xperia 10 Plusに関して簡単にまとめたいと思います。
スペックの違いは。
デザインに関してはほぼ共通しているので、スペックを確認したいと思います。
比較 | Xperia 10 | Xperia 10 Plus |
ディスプレイ | 液晶(アスペクト比21:9) | |
ディスプレイサイズ | 6.0インチ | 6.5インチ |
本体サイズ | 156x68x8.4mm | 167x73x8.3mm |
重さ | 162g | 180g |
OS | Android9.0 | |
SoC | snapdragon630 | snapdragon636 |
RAM | 3/4GB | 4/6GB |
ROM | 64GB | |
メインカメラ | 13MP+5MP | 12MP+8MP |
インカメラ | 8MP | |
生体認証 | 指紋(側面) | |
バッテリー容量 | 2870mAh | 3000mAh |
基本スペックはそこまで大きく差はありません。snapdragon630とsnapdragon636では僅かな差であり、ROMに関しても同じく64GBを採用しています。ただ何よりユーザーとしてありがたいのは、最新OSであるAndroid9.0に対応していること。snapdragon630以上搭載していれば、日常使う上で支障をきたすことはありません。
むしろハイエンドモデルと比較しても違いに気づかないと思います。だからこそ重要になるのがOSです。確実にAndroid8.0とAndroid9.0では使い勝手が異なるので、 Xperia 10シリーズは最新OSに対応してくれたので、 Xperia 1と遜色なく同じような使い方が可能になります。カメラは詳細なセンサーが明らかになっていませんが、 Xperia 10 Plusに関しては、少なくともIMX486を搭載していることが判明しています。
また Xperia 10 Plusのほうがメインセンサーの画素数が低いですけど、その分センサーサイズ自体が大きくなっているので、より明るく綺麗な写真が撮影可能になっているとしています。インカメラに関しては、共通です。バッテリー容量は、前モデルである Xperia XA2と Xperia XA2 Ultraを比較するとかなり小型化。
インチ表示では、ディスプレイサイズは大きくなっていますが、実際のディスプレイサイズは、ほぼ一緒か、 Xperia XA2シリーズのほうがちょっと大きいかもしれません。とはいえ、バッテリー自体が小型化しているので、電池持ちは悪化している可能性は十分に考えられます。特に Xperia 10 Plus。ただ Xperia 10に関しては、その横幅や、本体の厚さが従来のCompactモデルに近づいてきています。
なのでCompactモデルに近い本体サイズだと考えれば、標準的なバッテリー容量を搭載していると判断することができます。そして何よりも最大の特徴がディスプレイです。アスペクト比21:9は映画で採用されているアスペクト比になります。SONYは自分たちの強みがコンテンツだと認識し、その強みを最大限活かすためにアスペクト比21:9を採用し、さらにトレンドのノッチなど一切採用せず、コンテンツを一切邪魔しないディスプレイを開発し、搭載したとされています。
なので本体も縦長の印象に。だからこそ、片手で認証しやすいように、側面に指紋認証を搭載しています。つまりアスペクト比21:9を採用することを中心にして、本体のデザインが設計されていると判断することができます。こうなってくるとSONYの本気のアスペクト比21:9を早く試してみたくなりますよね。 Xperia 1の発売は6月とされていることからも、だいぶ先の話になります。
しかも価格は2倍以上。だとすれば Xperia 10や Xperia 10 PlusでSONYが目指した世界観を一足先に満喫するのはありかと思います。気になる方はぜひチェックしてみてください。
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執筆者: Gazyekichi
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