Samsungにとって起死回生となるか。 Galaxy Note9は7月の終わりに発表へ。

ファブレットのパイオニア的な存在として、初代から根強い人気があるGalaxy Noteシリーズですが、Galaxy Note7では、バッテリーの製造上の問題で炎上騒ぎが発生、発売後2ヶ月程度で完全にリコールとなるなど、Samsungの信頼を失墜させる大きな出来事が発生しました。

発生直後は、Galaxyシリーズの売上が大きく落ちる可能性があると懸念されていましたが、翌年の2月に発表されたGalaxy S8シリーズは、その懸念を吹き飛ばすかのように、Galaxyシリーズで過去最高の売上を記録することに成功しました。

Galaxy S8の特徴を活かしつつも、歴代のGalaxy Noteの特徴と上手く融合させたGalaxy Note8は、Galaxy S8シリーズ程の売上を記録することができませんでしたが、日本国内でもGalaxy Note4以来の導入など、Samsungも本腰を入れて開発した機種だと考えることができます。

さて今回、このGalaxy Note8の後継機種であるGalaxy Note9のリーク情報について簡単にまとめたいと思います。

デザインに大きな変更はない。

冒頭でも軽くふれましたが、Galaxy Noteシリーズは、Galaxy Sシリーズの特徴をさらにブラッシュアップさせている場合が多く、Galaxy Note8においても、インフィニティディスプレイなど、基本はGalaxy S8で採用された多くの機能を踏襲しています。

このことからもGalaxy Note9は、Galaxy S9の特徴の多くを踏襲すると考えることができます。簡単にGalaxy S9の進化点をみていくと、まず、ベゼルレスデザインがGalaxy S8と比較すると僅かながらスリム化しています。

Galaxy S9では、ベゼルをスリム化することによって本体の大きさを僅かながらコンパクトにすることに成功しています。また何かと不評であった指紋認証の搭載位置においても、従来のカメラレンズの横から、下に移動することで、指紋認証の際に誤って触ってしまわないように改善されています。

つまりこれら特徴はGalaxy Note9にも踏襲されると考えることができ、ベゼルのスリム化や、指紋認証の搭載位置の変更などが施されると考えることができます。ただ、一部情報によると、Galaxy Note9はベゼルのスリム化によって、Galaxy S9のようにベゼルをスリム化するのではなく、ディスプレイサイズを現行の6.3インチから6.4インチに拡大するとの情報もあります。ただこれらの変更点は、デザイン全体で見た時に、ほとんど変更がないと考えることができ、新機種としての新鮮味には正直なとこと欠けてしまいます。デザインは、ユーザーが機種を選ぶ際にかなり重要な要素となってくるため、売上に直結すると考えることができます。

基本スペックは大幅に進化。

まずGalaxy Note9のベースモデルはRAM6GB、ストレージ64GBとGalaxy Note8から変更はありません。ただ海外サイトであるPhone Arenaによると、最上位モデルとしてRAM8GB、ストレージ512GBが存在している可能性が高いと予測されています。

正直なところスマートフォンでここまでのスペックが必要なのか、オーバースペックにも見えてしまいますが、ハイスペックな機種が好まれる中国市場を限定としたモデルになる可能性が高いと予測されています。

また同サイトによると、RAM8GBモデルのベンチマークがリークしたことも報告しています。

RAM6GBモデルのシングルコアが2800程度で、マルチコアが9000程度であることを考えれば、RAM8GBモデルのベンチマークスコアがかなり高いと判断することができます。ただ残念なことに1万超えのスコアを記録したとしても、昨年発売されたiPhone Xなどに搭載されているA11チップのスコアにようやく追いついたという形になり、今年発表が予測されているA12チップにさらにその差をつけられると考えることができます。ただこのベンチマークスコアは、平均値ではないためあくまでも参考程度にしたほうが無難です。

Galaxy Note9はsnapdragon845もしくはExynosを搭載するとされており、発売地域に合わせて搭載CPUを変更するとされており、このあたりも例年までの流れと同じになっています。基本スペックの向上はもちろんですが、生体認証も進化すると予測されており、虹彩認証と顔認証を合わせたインテリジェントスキャンを搭載するとされています。

この技術はすでにGalaxy S9シリーズに搭載されていますが、簡単に言えば、状況に応じて虹彩認証と顔認証を切り替えて、生体認証が可能になると機能です。特にユーチューバにおいてはマスクをつけてるいるとiPhone XのFace IDで認証されないと話題になっていましたが、このインテリジェントスキャンでは、マスクをつけているときは虹彩認証で認証するなど、かなり利便性が高いと考えることができます。

またGalaxy Note9の大きな特徴としては、カメラの進化だとされており、Galaxy S9と同様に可変式の絞り機能を搭載するとされており、さらにF1,5に対応すると予測されていることからもかなり低照度の環境においても、綺麗な写真を撮影することができるとされています。

ただGalaxy Note8では初のデュアルレンズカメラを搭載したことからもGalaxy Note9ではどのような驚きをもたらしてくれるのか非常に楽しみの一つでもあります。

Galaxy NoteシリーズはIFAでプレカンファレンスを開催し、そこで正式発表、つまり8月下旬に発表されるのが通例となっていますが、Galaxy Note9に関しては、7月下旬、一部情報によると7月29日に正式発表されると予測されています。

例年より1ヶ月早く発表することによって、iPhoneへの牽制、そしてGalaxyシリーズのラインナップの拡充、そしてGalaxy S9の販売不調の補完など、Samsungの様々な思惑があるとされていますが、はたしてその思惑通りに進むのか、今から非常に楽しみです。

画像参照元:Galaxy Note 9
ソース:PhoneArena.com

執筆者: Gazyekichi

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