日本時間9月11日未明に、Appleはイベントを開催し、iPhone 11シリーズ。Apple Watch series 5。そしてiPad(10.2)を正式に発表しました。事前情報において、iPad Proや新型MacBook Proも同時に発表されると予測されていましたが、今回のイベントで発表されることがなかったことからも、10月にイベントを開催し、そのイベントで正式発表になると思われます。
そして今回のイベントでやはり注目を集めているのはiPhone 11/iPhone 11 Pro/iPhone 11 Pro Maxの新型iPhone。昨年と異なり、今年はiPhone 11シリーズに統合されました。さて今回はiPhone 11/iPhone 11 Pro/iPhone 11 Pro Maxの3機種の違いを簡単にまとめたいと思います。
iPhone 11シリーズの違い。
さてiPhone 11/iPhone 11 Pro/iPhone 11 Pro Maxの違いを順番に確認していきたいと思います。
iPhone 11 | iPhone 11 Pro | iPhone 11 Pro Max | |
カラバリ | 6色 | 4色 | |
材質 | ガラス | マットガラス | |
本体サイズ | 150.9×75.7×8.3mm | 144.0×71.4×8.1mm | 1508.0×77.8×8.1mm |
重さ | 194g | 188g | 226g |
ストレージ | 64/128/256GB | 64/256/512GB |
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防水/防塵 | 水深2mで最大30分 | 水深4mで最大30分 |
まずはデザイン関係の違いをまとめるとこのようになります。iPhone 11とiPhone 11 Proシリーズで大きな違いとなるのはカラバリ以上にその質感。iPhone 11は従来と同じくガラスを採用していますが、iPhone 11 Proシリーズは初のマットガラスを採用しています。簡単に言えば磨りガラスのようなもの。マットガラスを採用したことで、指紋が目立ちにくくなり、さらに耐久性も向上とまさに一石二鳥です。
また防水/防塵機能も強化されています。iPhone 11はIP68に強化されており、iPhone 11 ProシリーズはiPhone XSシリーズと同じくIP68対応ですが、水深4Mまで対応。より耐水性が強化されています。
ディスプレイ | iPhone 11 | iPhone 11 Pro | iPhone 11 Pro Max |
ディスプレイ | 液晶 | 有機ELディスプレイ | |
ディスプレイサイズ | 6.1インチ | 5.8インチ | 6.5インチ |
表示解像度 | 1792×828(324ppi) | 2436×1125(463ppi) | 2688×1242(458ppi) |
最大輝度 | 625nits | 800nits |
次にディスプレイ関連を比較したいと思います。iPhone 11は唯一液晶を搭載した機種となっています。それでも324ppiの画素密度に対応していることからも、十分に精細なディスプレイを搭載しています。一方でiPhone 11 Proシリーズは有機ELディスプレイを搭載。AppleはiPhone 11 Proシリーズに搭載したディスプレイをSuper Retina XDRと呼んでいます。
ちなみにSuper Retina XDRはSamsungが技術を結集して開発した有機ELディスプレイ(M9)であり、Galaxy S10シリーズやGalaxy Note10シリーズが搭載している有機ELディスプレイと同一のものになります。チューニングの差は出ると思いますが、有機ELディスプレイ自体でみれば、世界最高品質のものを搭載していることになります。
次に大注目とも言えるカメラの違いをまとめると以下のようになります。
メインカメラ | iPhone 11 | iPhone 11 Pro | iPhone 11 Pro Max | |
画素数 | 12MP+12MP | 12MP+12MP+12MP | ||
写真 | 光学式手ブレ補正 | 広角レンズのみ | 広角/望遠レンズ | |
光学式ズーム | 非対応 | 最大2倍 | ||
デジタルズーム | 最大5倍 | 最大10倍 | ||
光学式ズーム | 非対応 | 最大2倍 | ||
ビデオ | デジタルズーム | 最大3倍 | 最大6倍 |
iPhone 11シリーズが共通して最大120°の超広角レンズが搭載されました。ただiPhone 11に関しては、iPhone 11 Proシリーズと異なり望遠レンズを搭載していないことからも、ズーム機能は弱め。特に光学式ズームに対応していないことが痛手です。
とはいえ、iPhone 11はiPhone XRと異なり、ポートレートモードで人物以外の被写体を撮影することが可能になりました。正直超広角レンズにポートレートモードの強化で、iPhone XS/iPhone XS Maxよりもかなり魅力的なカメラに仕上がったと思います。一方でズーム機能もしっかりと使いたいのであれば、iPhone 11 Proシリーズがおすすめになります。
バッテリー | iPhone 11 | iPhone 11 Pro | iPhone 11 Pro Max |
バッテリーサイズ | 3110mAh | 3190mAh | 3500mAh |
ビデオ再生 | 最大17時間 | 最大18時間 | 最大20時間 |
ビデオストリーミング | 最大10時間 | 最大11時間 | 最大12時間 |
オーディオ再生 | 最大65時間 | 最大80時間 |
そして多くのユーザーが気にするバッテリーについて。執筆時点でまだ海外サイトがバッテリーテストの結果が公開していないので、今回はAppleが発表した内容をもとにまとめてみました。2018年モデルの時は、iPhone XRがiPhone史上最も電池持ちがいいとされていました。
しかしながらiPhone 11 Pro/iPhone 11 Pro MaxとiPhone XSシリーズと比較して大型バッテリーを搭載したことで、電池持ちが大幅に改善。iPhone 11はiPhone 11 Proよりいいですが、一番いいのはiPhone 11 Pro Max。やはり大型バッテリーを搭載しただけの甲斐があります。電池持ちを優先するのでは、iPhone 11 Pro Maxがおすすめになります。
今回は簡単にですが、iPhone 11シリーズの違いをまとめてみました。個人的にはiPhone 11が一番おすすめの機種です。iPhone XRの時は価格もスペックも中途半端すぎて、あまりおすすめできませんでしたが、iPhone 11はスペックとバランスが非常にいい。多くのユーザーにおすすめできる機種へと仕上がっています。
執筆者: Gazyekichi
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