6 月7 日から女子ワールドカップサッカーフランス大会が開始されました。
なでしこジャパンのグループリーグの試合日程はいよいよ本日深夜(日本時間)から
となっています!
なでしこジャパンのグループリーグの試合日程は次のとおりとなっています。
対戦相手 日時( )内は日本時間 開催地
アルゼンチン 6月10 日午後 6 時 (6 月11日午前 1 時) パリ
スコットランド 6月14 日午後 3 時 (6 月14日午後10 時) レンヌ
イングランド 6月19 日午後 9 時 (6 月20日午前 4 時) ニース
『これらの応援のために 2 週間フランスに渡航するとしたら、皆様は海外 Wi-Fi レンタルを利用されますか?
それとも、日本の通信会社の海外ローミングサービスを利用されますか?』
Wi-Fi をレンタルするとなると、海外ではいつもスマホと Wi-Fi をセットで持ち歩かなければなりません。
「日本国内ではスマホ 1 台で済んでいるのに、海外では 2 つの機器をセットで持ち歩くというのは少し煩わしい」
と思われたことは無いでしょうか。
「Wi-Fi は料金が安くて同行者と共用ができるから、スマホと一緒に持ち歩かなければならない不便さは許容範囲」
というご意見もあるかも知れません。
そこで今回は、上記の予選 3 試合の期間にフランスで
① 海外 Wi-Fi レンタル
② 国内通信会社の海外ローミング
③ 海外スマホSTF がお勧めする hellosim
の 3 つを利用すると、
どんなサービス内容を、
どれ位の料金で利用できるのか、
比較しながら見ていきたいと思います。
これら 3 つだけをとっても、サービスの特性や仕様は様々となっています。
単純比較は、なかなか容易でないですが、まずはざっと一覧で比較してみます。
比較にあたっての基本条件は次のとおりです。
① 日本を 2019 年6月9日に出発して、2 週間後の6月22日に帰国する日程
② 初日と最終日は飛行機での移動にあてられ、現地でのデータ通信の利用日数は12日
③ フランスで12日間にわたって使用するデータの総量は 3 GB 程度
|
海外Wi-Fiレンタル フォートラベル |
docomo 海外ローミング パケットパック海外オプション |
hellosim |
料金 |
7,616円 |
9,260円 |
5,175円 (3,450円) |
利用可能なデータ量
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3.6 GB |
日本国内の契約プランの データ量を使用 |
3 GB (2 GBの場合) |
1日あたりのデータ量上限 |
300 MB (但し超過後も低速で通信可) |
特に無し |
特に無し |
同行者との回線共有 |
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可能(テザリング) |
4 G 回線、 3 G 回線の種別
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4 G |
4 G |
3 G |
通話
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通話機能無し |
可能(別料金) |
可能(別料金) |
1.海外で利用するサービスの選定前に考慮しておきたい内容
各サービスを個別に見ていく前に、いくつか、どのサービスを利用する場合でも考えておいた方が良いと思われる点にふれておきたいと思います。
(1) フランスで行う通信でどんなことをしたいのか?
(SNS、ウェブ閲覧、地図検索・ナビ、通話、動画閲覧など)
① LINE などのアプリでチャットなどのメッセージ交換をしたい。
② 現地の観光スポットや飲食店などの情報をウェブ閲覧で毎日チェックしたい。
③ 現地の街歩きなどで地図アプリを使用したい。
④ 現地から日本の家族や友人などに LINE や Skype で電話をかけたい。
⑤ Instagram で写真や動画を毎日やり取りしたい。
⑥ YouTube や日本で契約しているオンライン動画サービスの動画を閲覧したい。
これら各々のデータ量を詳しく見ていくと、今回の記事のボリュームが更に増加してしまいますので、
大雑把に書きますが、一般的な使い方であれば、
①~④ のような利用法では急激に大きなデータ量になることは無いと思われます。
ところが、⑤や⑥は大量のデータを送受信することになりがちな使い方です。
②の Instagram は、そもそも大量の写真や動画をダウンロードしたり、アップロードしたりするサービスですし、⑥の動画サービスでは、中程度の画質で 2 時間の映画を 1 本見れば、簡単に 1 GB 程度のデータ量になってしまったりします。
(2) 日本ではどんな利用の仕方をしているのか。
例えば日本で 1 ヶ月あたり 3 GB の契約で十分足りている方の場合、
海外に渡航したからといって、いきなり 5 GB や 6 GB の利用になったりすることはないでしょう。
自分の日本国内での利用の仕方が海外渡航中に劇的に変わったりするようなことが無ければ、
そのまま日本でのデータ使用量を参考としても良いのではないかと思われます。
更には 1 ヶ月あたり 3 GB ということは、単純計算なら 2 週間の渡航であれば、1.5 GB 程度が標準的な使用量という見方もできます。
海外渡航であるがゆえにデータ量が増加する可能性もありますが、せいぜい 2 倍程度までで考えて良いのではないでしょうか。
上の比較表の基本条件で、2 週間の渡航期間のデータ量を 3 GB に設定したのはこのような考えからですが、もっと少なく見積もって 2 GB 程度と考えても良いかも知れません。
(3) (日本での使用よりも)費用をかけて良いのか。
これに関しては、せっかくの海外渡航時なので、日本での日常よりは費用をかけてよいとお考えの方もいらっしゃるかと思います。そういった場合は、少し料金が高くなっても、より多くのデータ量を送受信可能なサービスをご選択いただくのが良いかも知れません。
2.比較を行った各サービスの詳細について
では、ここから各サービスについてもう少し詳しく見ていきましょう。
(1) 海外 Wi-Fi レンタルについて
比較表中の海外 Wi-Fi レンタルは、2019年5 月31日時点に価格 com 経由でフォートラベル GLOBAL WiFi の 4G LTE 通常プランを申し込んだ場合の実際に表示されていた価格です。
データ利用量によって段階的に設定されているプラン(最大のものは「毎日のデータ量が無制限」となっているプラン)の中で、このプラン(1 日あたり 300 MB )が最も低価格であるため、採り上げました。逆に申しますと、これ以上は料金が下がらないというところで比較しています。
レンタル日数は日程に合わせて14 日間とし、1 日あたり 300 円の補償パック 14 日分(税込)を付けています。(300 円 × 14 日 × 1.08 = 税込 4,536 円)
(補償パックをつけなければ、3,080 円まで料金を抑えられますが、盗難、紛失、破損などに対して自費での賠償となります。)
あえて申しますと、フォートラベル WiFi ではフランスに関して 3G Wi-Fi もレンタルしていますので、同じ期間で 300 MB/日のプランでレンタルした場合は、補償パック込みで 5,936 円にはなりました。(補償パックをつけなければ、1,400 円。これはかなり安い! ただ、皆が補償パックをつけずに 3G Wi-Fi を借りるようになったら、さすがに値上げされることでしょう。)
補償パックをつけなければある程度費用を抑えられますが、ちょっと不安になって何事も無くても毎回補償パックをつけてしまうということがあるのではないでしょうか。その分の費用を考えますと、海外に頻繁に渡航される方の場合、数回で別なスマホなどが買えてしまうような費用になると言えなくもありません。
(2) 国内通信会社の海外ローミングサービスについて
比較表中の docomo 海外ローミングでは、「パケットパック海外オプション」の「国・地域限定プラン」のうち、7 日間(5,280円)および 5 日間(3,980円)のものを組み合わせて利用した場合を掲載しています。
フランスだけにしか渡航しない前提であれば、国・地域限定型を利用した方が良いでしょう。(地域を限定しない通常のプランを利用する場合は、980 円/24 時間のため、12 日間では 11,760 円になります。)
なお、この「パケットパック海外オプション」では、国内で契約しているデータプランの容量をそのまま海外で利用できて便利ですが、例えば日本で「ギガライト」を定期契約していて、普段の月間データ使用量が 1 GB 以内の方が、海外で(日本に居る時よりも)多くのデータを利用したことにより、6 月の 1 ヶ月間のデータ量が 1 GB を超えて 2 GB になったとします。
この場合、上掲の比較表の中の「パケットパック海外オプション」の料金 9,260 円に「ギガライト」の 1 GB 超過による 1,000 円の月額料金アップ(1 GB 超 ~ 3 GB まで)が加わってきます。(具体的には、普段 1 GB 以内だったことで 2,980 円だった月額料金が、この月だけは 3,980 円に上昇するということです。)
「ギガホ」で契約されている方には縁の無いお話かも知れないですが、「ギガライト」で契約されている方の場合は少し意識しておかれた方が良いかも知れません。
(3) hellosim の「インターネット・パッケージ」について
比較表中の hellosim は、「インターネット・パッケージ」の 5 種類の割引型定額データプランの中の一つ、INTERNET 1000 (15 ドルで 1 GB 分のデータ通信が可能)を計 3 回( 3 GB 分)利用した場合(為替レートは 1 ドル= 110 円で計算)を掲載しています。
他の 2 つのサービスとの大きな違いは、使用するデータ量を少なくすれば、もっと費用を抑制することが可能であるという点です。具体的には 2 GB までしか利用しないようにすれば、比較表の中の( )書きにあるように、3,450 円になり、1 GB に抑えれば、1,725 円になります。
また、どれ位のデータ量を利用するかは事前に決めておく必要も無く、現地で 1 GB 使った時点で足りなければ、再び 15 ドル(1,725 円)を払って 1 GB 分のデータを追加すれば良いのです。
このように、現地に到着して以降も費用の抑制につながる利用の仕方を自分でコントロールできるという点では最も柔軟性があると言えます。
それに対して、docomo の「パケットパック海外オプション」の場合は、一度利用開始してしまえば、全くデータを利用しなかったとしても、少なくとも 7 日間(5,280円)や 5 日間(3,980円)といった、プランそのものの料金はかかってきます。
なお、フォートラベル WiFi レンタルでは、最初から補償パックを付けない形で 3G WiFi レンタルを選択すれば 1,400 円の料金まで抑制できますが、4G WiFi レンタルの場合は、3,080 円が下限となります。
ところで、比較表では hellosim だけ 3G 回線となっており、この点は他の 2 つのサービスに劣っています。
ただ、Instagram や動画を中心に利用されるということでなければ、それ程 4G 回線にこだわらなくて良いのではないかと思います。
因みに hellosim を既にご利用いただいているお客様の中では、イギリスで動画サービスをご覧になったということで、一夜で 3 GB 以上ご利用になった例もあります。つまり、3G 回線だから遅くて動画も見られないといった単純な話ではありません。
むしろこういったことは、「現在利用している現地通信会社のネットワークにおいて、現在通信を行っている場所で、どの位良好な通信環境を得られているか」に大きく左右されます。
3.最後に・・・
上記のとおり、現在は Wi-Fi レンタル以外にも低コストで便利に利用できる海外通信用のサービスが様々あります。
(この記事で採り上げているサービス自体、数多のサービスのごく一部にしかふれていないとも言えます。)
自分の海外での通信の仕方をよく確認してみれば、もっと低コストで利用可能なサービスもあるかも知れませんね。
hellosimの詳しい情報はこちら
hellosim購入ページ
hellosim残高チャージページ
執筆担当 : 通信漫遊部
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